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勃起のメカニズムとは

 

男性の方なら経験があると思いますが、自身が今、勃起してはいけないと考えていても、かってに勃起してしまったり、あこがれの女性とベットインすることになっても肝心の息子が言うことを聞いてくれなかったり。このように勃起は腕や指を動かすようにはコントロールできないものです。それでは勃起はどのようにして起こるのかを解説していきたいと思います。回路は複雑なのですが、まずは神経が脳に働きかけることから始まります。見たり、聞いたりという性的刺激を神経が脳へ発信することにより脳が勃起にかかわる各器官へ命令が行くという順番です。

 

交感神経と副交感神経

 

神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は普段の日常生活で活発に活動しています。仕事中など集中しているときです。この状態を交感神経優位といいます。もう一つの副交感神経はリラックスしているときに活発に活動します。これを副交感神経優位といいます。勃起に関してどちらが優位の時がいいかといいますと、副交感神経が優位のほうが適しています。逆に交感神経が優位だと勃起しにくい状態といえます。例えば交感神経優位の状態は仕事中や勉強中など活発に活動しているときにおこります。こんな時にセクシーな写真などを見てもあまり反応は少ないと思います。しかし副交感神経が優位の自宅にいるときや入浴中など休憩中の時にセクシーな写真を見ると大きな性的興奮が得られるます。なので勃起をするにはリラックスした状態がいいということです。よく結婚初夜に童貞の男性が勃起できなかったというお話を聞くことがありますが、これは極度の緊張状態すなわち、交感神経が優位の状態だったためだと推測できます。

 

海綿体に血液が流れこむ

 

最終的に勃起が起こるのはペニス内の海綿体組織に血液が流れ込むことにより起こります。その血液の量が多いほど、大きく硬く勃起することができますが、いくらでも血液が流れ込めるわけではありません。神経から受けてった性的興奮を脳がペニスの根元付近の筋肉や心臓などにペニスに血液を送り込む命令を発令します。これにより様々な機関が勃起のために駆り出されることになります。まずはペニスの根元付近では常時血管を絞り込んで血流を制限している筋肉があります。この部分に弛緩しろという命令が伝わります。弛緩することにより、血管が広くなりますので、血液がペニス内部の海綿体に流れ込みやすくなります。その際に心臓もポンプの役割話最大限に果たします。

 

一酸化窒素が大活躍

 

勃起にはこの一酸化窒素が必要不可欠なのです。別ページでも説明していますが、この一酸化窒素はシトルリンに男性ホルモンであるテストステロンが作用して生成されます。この一酸化窒素が筋肉の収縮するサインになっておりとても大切な働きとなります。この一酸化窒素が不足すると勃起することはできません。